至福の野菜料理店 幸の木

美味しさ最優先… だけど、自分想いのお食事を。
そんな至福をお届けします。

幸の木からお知らせ

2023-01-24 18:35:00

1/25(水)より営業再開致します。

臨時休業をいただき、ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

あたたかな沢山のメッセージもありがとうございました。

とても励みになっております。

 

明日、1/25(水)より営業再開致します。

 

ただ、勝手ながら腰の具合を見ながらの営業となりますので、営業時間や、休業日の変更などもあるかと思います。

その都度、お知らせ致します。

ご理解ご了承のほどお願い申し上げます。

 

腰痛の原因はギックリ腰だったみたいです。

 

ギックリ腰って何かした時に突然グキッと激痛…のイメージが有り、ギックリ腰の自覚はなく、何もそんな事なかったと先生に伝えたら、心身の疲れのピークで訪れるのだと言われました。

思い当たる事、山盛り(笑)

 

コロナ影響も続く中、物価高騰…、客足も乏しく厳しい経営状態でのストレスと、良質な素材、丁寧に作り上げる料理の適正価格をつけられていない事へのモヤモヤと体力の負担。。。大丈夫!と言い聞かせて気付かないフリをしてやって来ましたが、身体は正直で、もう無理だよと強制終了をかけられたような気がしています。

薄利多売の経営スタイルが増え、安ければいいという消費者思考が増える中で、私のやっている事は時代に合ったビジネススタイルではないのかもしれません。

でも、今一度、食の大切さの基本に立ち返ってもらいたいという願いを込めて、このスタイルを貫き通したい。

 

なんと言いますか、ご縁をいただいている農家さんの野菜は何も言わなくてもお客様から、『これ美味しい!』とお声がけいただく事が多いんです。

高いとか、ランチにこんな値段を出せないと言う方が多い中で、当店の料理を食べて『感動した』とか『沁みた』、『どの料理からも丁寧さが伝わってくる』などと、涙される方もいらっしゃって、少ないけれど私のお伝えしたい事を受け取って下さる方もいらっしゃるのも事実。

 

それは、私の作る料理というよりも、関わって下さってる方々の全てのエネルギーが重なるからこその事象なんだろうなって感じてます。最後に手を掛けているのが私というだけの事。

 

見えないけれど、作り手さんの想いやエネルギーは、作物や作品、料理…など、その方が生み出す物にのる。(私の感覚ですが…)

ソレは美味しい以外に、きっとお客様に何かを働きかける。言葉で表せるモノではない。現代にはソレが不足している…。

 

そして、ソレを感じ取れる方も少なくなっている。

私も含めて色々な意味で鈍くなっている。

私はソレを大切にしたいと思うし、お伝えできる料理人でありたい。

と言いながら、自分にかけ続けている負担に究極まで気付けなかった事を情けなく思う。

激痛に、トイレに行くのもやっとで、ただただ痛みを受け入れるしかなかった時間の中で、色々な思いが巡った。自分が料理を通してお伝えしたい事。どんな店で在りたいか。

そのビジョンは明確にある。変化の時だと強く思った。

 

少なくても受け取って下さる方がいる。本当にありがたいし大切に思う。多数派じゃなくていい。少数だからこそ可能な事がある。

成し遂げる為に、丁寧に着実に変化を遂げようと思う。

受け取りたい方が受け取って下さればそれでいい。

ビジョンを絶対、形にしてみせる。

 

そんな決意が生まれたギックリ腰体験。

痛みは嫌だけど、悪いことじゃないな。